白斑について カネボウ以外も１１件！？

肌がまだらに白くなる白斑（はくはん）相次ぎ報告されていますが、日本皮膚科学会の特別委員会は
カネボウ以外でも報告があったとの事です。どのような状況なのでしょうか？
カネボウ化粧品が販売していた美白化粧品の使用によって、肌がまだらに白くなる白斑（はくはん）が相次ぎ報告されていますが、日本皮膚科学会の特別委員会は七日にカネボウ以外にも複数社の化粧品で、１１件の報告が医師から寄せられたとの事です。

詳細については明らかになっておりません。また、因果関係も不明。


特別委員会はそのほかにも、化粧水、乳液、クリームとカネボウ製品の美白化粧品を重ねて
使用していた人ほど白斑になる割合が高いとの見方もされております。


今回、特別委員が症状の確認ができた259人のうち、化粧品の使用中止から半年以上たった人では、
５８％が回復傾向にあるとの事です。


断定は出来ませんが、使用を中止すれば自然に症状が回復するケースもあり、色素を形成する細胞が
残っている人が多いことから　ある程度時間が経てば色素の再生が期待できるとの事です。


ただ、二年経過しても白斑が残り症状が変わらない患者が、三人いたとの事です。


治療としては、アトピー性皮膚炎に使われるタクロリムス軟こうなどが有効と期待されています。


また、今後については二年ほどかけて調査をし、白斑の発症メカニズムの解明や治療法などを確立
するよう目指すそうです。

　
七月にカネボウは、白斑問題を受け販売していた美白成分ロドデノールを含む五十四製品の自主回収を発表しました。


カネボウによると、八月二十五日時点で八千六百七十八人の発症者を確認したようです。

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